中国の青磁

中国陶磁器の筆頭は青磁六朝時代に始まり清朝末に及んでいる。窯場も三十数カ所有ると云われる。日本のお茶の世界では、上手物を砧青磁、次に天龍寺青磁、次を七官青磁と云われている。飛青磁は珍重され砧青磁の花入、香炉、香合、鉢など高額です。
よって偽物は随分多い。青磁の贋物は色さえうまく出来れば形は誰でも出来る。
青磁の鑑定は色彩と胎土による他ないそうで難しい。
天竜青磁は釉のかかって無い部分は赤みをおびているのが特長。また古来より「紫高鉄足」と聞いた憶えがある。
(参考、書画骨董 偽物がたり 佐々木三味著 より)