六世 乾山 三浦乾也

代々徳川家の御家人。江戸焼物を代表する陶工井田吉六の養子となる。五世乾山西村藐庵に学び「乾」一字を贈れ「乾弥」とす。 蒔絵師寛次郎、仏師野村源光から学び破笠細工を独学。幕府から長崎にて造艦伝習を命じられ 仙台藩で西洋型帆船式軍艦開成丸の建造。堤焼の復興を乾也に託す。庄子義忠に乾の一字を与え、乾馬の号を贈る。「乾山楽焼秘書」を模写させる。尚古園焼を創窯する。飯能焼の復興に尽力す。向島に築窯、珠や根付、印籠、帯止等造る。明治二十二年六十八歳江戸銀座生