環溪 密雲禅師匠

寒波到来とのことですが、東京は冷え込みもまだなく
カタログ130号の発送をしております。
今回 130号に掲載のうち、
 環溪 密雲(かんけいみつうん)大本山永平寺六十一世貫首の書がございます。
「水底石牛吼」すいていに せきぎゅう ほゆ

熊野古道にゆかりの天皇山紅谷庵という、お寺があります。
大永年間(1521〜1527)に草庵が建てられましたが、
戦などで荒廃したのを、
安政元年、環渓密雲禅師が托鉢の際、これを惜しみ、自ら譲受け大修理をし、
僧侶養成の法を講じて遂に五十余員の僧侶を安住させたそうです。

せわしくなるこの頃、たまにはじっくり禅と向き合うのもよいかと
おすすめいたします。