菜の花の利休忌

きたる3/27,3/28は京都大徳寺にて利休忌が行われます。
利休の祥月命日は旧暦2月28日でありますが、新暦に換算しますとおおよそ3月ですね。

先月カタログでご紹介した利休像にもたくさんのお問い合わせを頂きました。

3月は利休の月であり、利休の月は菜の花の月であります。
3月に使えるものには椿、柳などの外、貝母がありますが、1番は菜の花でしょうか。
菜の花は千利休がとても愛した花です。
利休の流れをくむ門弟たちは、利休忌まで菜の花は生けません。
利休居士へのお供えとして菜の花は重要な花なのです。

利休忌は、一同で薄茶をいただき、利休の遺徳をしのぶ行事です。
表千家の利休忌では、7代目如心斎が制定された「七事式」の中、「廻り花」「茶カブキ」などを行ない、互に茶の湯の修練にはげむ有意義な行事であるそうです。
「廻り花」?「茶カブキ」?
どうやら闘茶のようなもののようですね。



商品番号:91303589
作家名:宗雲(賛)吉田 鋤牛(画)
作品名:「利休像」
総丈:190×31.4 cm
内寸:112×27.5 cm
メモ1:絹本・彩色・状態並(ノリシミ少々)一文字竹屋町・中廻上下揉紙・合箱
メモ2 :鋤牛=画家。京都美術工芸学校卒。西山翠嶂に師事、画塾青甲社に入門、文展で活躍。昭和五十年歿京都生


商品番号:91304579
作家名:市岡 猛彦(和歌)山本 梅逸(画)
作品名:「菜の花 画賛」
総丈:132×66 cm
内寸:34.9×55.5 cm
メモ1:紙本・淡彩・状態並(本紙ヤケ少々、オレ少々)一文字金襴・中廻緞子・上下袿・合箱
メモ2:猛彦=国学者尾張藩士市岡甚右衛門の子。町方吟味物調役、長囲炉裏番。本居宣長、春庭に学び古学研究、尾張鈴屋学派の中心として歌学と考証にすぐれる・梅逸=南画大家、晩年は尾張藩の御用絵師を勤める。安政三年歿七十四歳名古屋生