今月は葵祭にて揃えました

とうとう梅雨入りを迎えましたね。
毎年軒先に燕が巣を作るのですが、そのヒナも孵ったそうです。

今回のお稽古。本当に入門のいろはから
手のお清め、席入りからお辞儀の真行草、歩き方、立ち居振る舞い、畳のとらえ方と隅々までお教え頂きました。

寄付は 松野 泰風 新入荷のお軸です。
能画家。観世流の謡本に挿絵を描く。昭和三十八年歿六十四歳

床には 橘 千蔭(歌)酒井 抱一(画)「葵 画賛」による葵の軸。
千蔭=江戸後期の国学者歌人、加茂真淵に師事、歌道の発展に貢献し万葉学の重鎮。又和様の書を能くし仮名書の法帖など多く著す。良く酒井抱一の作品に賛を寄せている。。文化五年歿七十四歳江戸生・抱一=姫路城主酒井雅楽頭柳仰の次男、画・茶道・俳諧・狂句など風流三昧の晩年を送る。享保八年歿



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浄久:江戸前期京都の釜師、大西家二代浄清の弟、遠州小松葉色紙釜、光圀法華堂釜、石州の俵釜など名作を造っている。貞享二年歿。清右衛門:千家十職釜師、父十三代浄長に師事。茶事を好み晩年は特に懸釜が盛ん。昭和三十五年歿七十三歳京都生。



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「矢羽根 風炉先(関東間)」

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宮川 香雲「御車 蓋置」初代宮川香雲が、眞葛宮川香斎家から分家して龍谷窯を開窯。二代は清水六兵衛に師事、仁清・乾山・赤絵・金襴手の茶陶を制作。千家宗匠の書付も書いて頂ける作家。昭和十三年京都生

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茶碗 五代 浅見 五郎助「伊良保釉 茶碗」
四代五郎助に師事。乾山、光琳風鉄絵、仁清風上絵、三島手、御本手、刷毛目を中心に茶陶、茶器を作る


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茶花はこのように生けました。

帯谷 宗英「トルコ青釉 鉢」陶芸家。銀座松屋他個展多数。世界各地で作陶指導。大正十二年朝鮮生茨城住

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尾関 宗園(筒箱書)「白竹 茶杓 銘 清風」
臨済宗紫野大徳寺塔頭大仙院住職 91405003

茶菓は源吉兆庵さんの「風薫る」を載せて。干菓子は「黒豆香」おせんべいに致しました。

食べ応えのある蒸し菓子でした

先生とお弟子さんには毎度お茶会の写真撮影にご協力頂いています。毎回有難うございます。
今回の風景や使用した軸、お茶碗のお写真など、また小分けにお出しします!
来月もよろしくお願いします!

蓮HPhttp://jikoh.co.jp/

源吉兆庵HPhttp://www.kitchoan.co.jp/site/