6月、7月のお花「侘びの茶花」著:山藤 宗山 世界文化社 を読みながら。


。。。茶花、花器、はじめると終わりが見えないほど沢山の情報になりますので今月と来月の時期に合う例を挙げてみましょう。


秋海棠 花入:磁州窯百合口(梅沢記念館蔵)薄板:真塗矢筈

朝茶の花
「朝茶は、古くは季節を問わずに催されたようですが、現在では夏の早朝に催されるものをさします。
真夏の茶事ですから、花は涼しげな物。
木槿ムクゲ)露草(ツユクサ)芙蓉(フヨウ)浜ぼう、昼顔、水引草、コウショッキ、秋海棠(シュウカイドウ)、撫子(ナデシコ)、草藤(くさふじ)、縞葦
笹百合、風露草、仙翁(せんのう)、鷺草(サギソウ)、松風草などが合います。
 花入は南蛮砂張、籠、陶器類、また釣船や竹は銘によってふさわしい物を選ぶようにします。」p184


九蓋草、白撫子 志野掛

夏椿、砂張針屋舟

風炉の花
「初風炉ではとくにさきがけの花を用いることです。可憐な風炉花、特に草物が多く出回る時期ですから、それらを入れるようにします。
花は 都忘れ、ほうちゃくそう、ツル桔梗、ヒメユリ、ヤマシャクヤク、姫大山蓮華(ひめおおやまれんげ)、草紫陽花(くさあじさい)、鳴子百合(なるこゆり)
忍冬、雪笹、甘どころ、鉄線(てっせん)梅花(ばいか)空木(うつぎ)などが良いでしょう。
花入は、そろそろ籠花入にも心を惹かれる時期です。」p184

なんだか漢字テストのようになってしまいました。
ほか、茶花のいれかた、取り合わせ方でわかりやすい書籍、図書館に必ずあります。

お茶人の友 茶花のいれ方2 山藤 宗山 実例集 世界文化社 
サイズも文庫本ひとまわり大きい位で手に取りやすく、見立てなどの手本に素敵です。

☆蓮、今日の一品☆「銅製 竹籠風 掛花入」高20×12×8.1


竹に模した銅板を実際に編んでいます・状態良(腹に二ヶ所オレ有、数ヶ所薄サビ極少)竹おとし添・箱なし・古色有

前回の蓮・慈光美術、店の座敷を空けての
お茶お稽古では、「りょうぶ」「どくだみ」などを活けたのでした。(その際の記事は下記をクリック)
http://d.hatena.ne.jp/renjikoh/searchdiary?word=%2A%5B%C3%E3%C6%BB%B7%CE%B8%C5%5D

お問い合わせは蓮・慈光美術 tel:03-5315-7277 fax:03-5315-8828

蓮・慈光美術ではご不要な御道具、掛け軸、どうすれば良いか分からない美術品などお買い取りも受け付けております。
ひとりひとりのお客様に併せた対応を行っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい◎
よろしくお願いします。