ハラミュージアムアーク群馬

今月号カタログ受付が始まりました。
本日はたくさんのお問い合わせ頂き誠にありがとうございます。

さて、本日の記事は先日に引き続いてまたしても原美術館です。
といっても原美術館群馬県バージョン、HARA MUSIAM ARCについてご紹介致します。
原氏が群馬に持つ牧場の中にある、敷地も広く清潔で涼やかな風が吹く美術館に足を運びました。

すぐ隣には羊たちが永遠に草を食べ続けているのどかな場所です。ロバも見かけました。

ロイ・リキテンシュタインの作品を目的に「ポップ ! ポップ !! ポップ !!!―原美術館コレクション展」に足を運びました。

画像は、ロイ リキテンシュタイン静物」 1972年。
晩年の部屋のシリーズは大変よかったです。
部屋シリーズも好きですが、金魚の入った水槽の木版シリーズが好きです。
実際に生で見たことがないので、いつか対面できる機会があればなあ…。

そして久々に古美術の展示です。

同時開催の、特別展示室 觀海庵「音をみる・絵をきく(前期)」
觀海庵は、アークに2008年に増設されました。
原美術館館長の曾祖父にあたる原六郎氏は「觀海」(かんかい)と号し、明治の実業家で古美術の収集家としても知られています。その「原六郎コレクション」は国宝・重要文化財を含む約120点にものぼります!
主にそれを展示するための部屋が「觀海庵」で、設計は磯崎新氏です。

床の間と違い棚に見立てられた展示スペースにドラマティックな照明が演出します。岸駒の「猛虎図」。違い棚には江戸時代の蒔絵提重や、多摩美グラフィックデザイン出身現代美術家須田悦弘の木彫。

狩野派「帰去来・放白鷳図」は絵の中から静けさ、キジの羽音が確かに聞こえてくるようでした。陶淵明(とうえんめい)にまつわる故事の二場面が描かれたものです。

【展覧会名】音をみる・絵をきく(前期)
【会期】2013年7月6日[土]−7月31日[水]
【会場】特別展示室 觀海庵
【出品作品】
古美術:円山応挙「淀川両岸図巻 下図」一巻 江戸時代 /狩野派「帰去来・放白鷳図」(三井寺旧日光院客殿障壁画) 四幅 桃山〜江戸時代/岸駒「猛虎図」一幅 江戸時代/「角力図屏風」六曲一双 江戸時代 など
現代美術:今井俊満「水」1977年/ナム ジュン パイク「キャンドルテレビ」1980年/アニッシュ カプーア「虚空」1992年 など
http://mobile.haramuseum.or.jp/jp_arc.htm

私には無縁ですが、アークの近くは伊香保温泉があるようです。
夏の休日におすすめの展示でございました。

蓮古美術カタログ今月号まだまだも注文お待ちしております!
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