立秋、8月の茶会に向けて

8月30日(金)蓮・慈光美術、座敷お茶稽古のためのノート
日頃のご愛顧まことに有難うございます、まだまだ残暑厳しいこの頃、お見舞い申し上げます。

蓮・慈光美術は、来る8月11日(日)〜8月19日(月)の8日間のあいだ、誠に勝手ながら夏期休業を取らせていただきます。
この間の商品の出荷・お問い合わせ・カタログの送付等へのご対応は休止させていただきますのでご了承ください。

尚、休暇期間中はヤフーオークション「ギャラリー蓮」にて、酒器多め・珍品少々の入札受付を行っております。
(ヤフー落札後のご対応につきましても休暇明け以降となりますのでご了承のほど、よろしくお願いします。)
ぜひ覗いていってくださいませ
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ハス全開。「蓮見の茶」というのも有るんですね
真夏日といえども元気に過ごしています!
今できる準備は入念にしておきましょう、、、
ということで、八月末のお茶事のアイデアを、「茶の湯歳時記」より気になったところより引用しながら学習。
しかし八月も終わる頃、もしかしたら、もう早めに秋の茶で考えた方が良いのかも。。。

◎ 8月、月の呼び名:葉月、萩月、桂月、唐月(もろこしつき)月見月、寒月、素月、紅染月、木染月、雁来月(がんらいげつ)
八朔、涼、朝茶、盂蘭盆会、大文字送り火立秋

「大文字送り火:8月16日夜の京都の大文字は、盂蘭盆会の精霊送りの一大行事である。
東山如意ヶ岳の大文字、松ヶ崎東山、西山の妙法、大北山の左大文字、舟山の船形、曼荼羅山の鳥居と東から西へ次々と点火され、闇の中に光明が浮かび上がる。
(中略)茶の湯では納涼をかねて釜をかける。大の字、鳥居、舟にちなむ道具を用いて、飯後の茶を愉しむのも良い」(p63
もう遅い。。。


◎ 9月、月の呼び名:長月、菊月、祝月、紅葉月、菊咲月、青女月、竹酔月、寝覚月
重陽節句、月見、夕ざりの茶

「天然忌:表千家七代如心天然をしのぶ茶会、祥月命日は8月13日だが、一ヶ月繰り下げて9月13日に行われる
「七事式」を制定し、中興の祖と仰がれる如心斎は、多くの好み物を残した。当日は残月亭での供茶の後、社中による花寄せや且座(さざ)が行われる。
天然忌は表千家において、初釜、利休忌と並ぶ三大行事となっている」
・菊の茶、月見の茶、雁

◎ 10月:神無月、良月、大月、吉月、時雨月、初霜月、神去月、神在月、雷無月

「庸軒忌:藤村庸軒(1613-99)は茶道を藪内紹智に学び、小堀遠州や金森宗和と親交を結び、のち千宗旦に師事し宗旦四天王の一人となった。
元禄12年9月17日に庸軒好の京都黒谷の西翁院澱看の席で、庸軒流の人々による法要と献茶式、並びに回也香合ほか好み道具で茶会が催される。」

・中置、名残の茶、秋の暮、宇治茶祭り、如庵茶会、庸軒忌、利休のふる里境大茶会

稽古の主題は「名残の茶」がふさわしいでしょうか。

深めの菓子鉢で、お二人~三人向け



城島 平次郎「小岱焼 深鉢」高16.4×径11.3 小岱焼は維新以後絶えていたものを昭和二十一年城島平次郎氏により荒尾市府本に再興された

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