蓮の茶

全国帰省ラッシュで新幹線も飛行機も高速道路も大混雑。
蓮夏期休業中ですがブログは更新!暑い夏を涼しくする蓮の花のお品をご紹介します。

今年の店先の蓮は元気で満開です。
毎年1年の中で1番寒い日に店主が鉢替えします。

今月のSKYWARDにベトナム ハノイの蓮茶が特集されていました。

当店でも毎年大切に蓮を育てているので、興味津々に読みました。

蓮はベトナム人にとってはとても貴重な花だそうです。
いつの時代からベトナムで蓮を栽培し始めたかはよく分からないそうですが、ハノイには貴重な種類の蓮がたくさんあります。
特にホー・タイ(Ho Tay)タイ湖の蓮で、蓮の中の蓮「蓮の王様」だそうです。

ベトナムの人々は蓮で薬を作り、蓮のお茶を飲みます。
早朝から蓮花を摘み始め、朝6,7時前には摘み終わるそうです。夜の露を受けた後も摘み取られます。
そしてかおりが飛ぶ前の蓮の花びらを開け、めしべとおしべを摘み取ります。
さらにめしべの周りに付いた「ガオ・セン(蓮の米)」と呼ばれる白い粉を取り出し茶葉とともに寝かせて香りを移します。
これを手作業で7回繰り返し約二週間かけてやっと完成させるそうです。
「1キロの蓮茶をつくるのに、およそ1000本の蓮の花が必要です。けれど3人がかりでも、蓮の花は1日に700本くらいしか摘めない。だから本物の蓮茶は本当に貴重なものなんです。」-SKYWARD2013年8月より

……とてつもない手間ですね。昔は目が飛び出るようなお値段だったそうです。
中華料理やエスニック料理店で蓮茶を飲むとき、なぜお高いのだろうかな…?と思っていたのですが、調べると蓮茶はとっっても手間がかかる貴重なお茶なのですね。
蓮茶はノンカフェインなので、睡眠前に飲む良いそうです。ビタミンCやミネラルが含まれており、抗酸化作用のあるフラボノイドも含まれているため美容効果もある女性に嬉しいお茶です。
蓮の香りをかぐのは芸術です。それは洗練された、優雅な気分になります。
タイ湖はハノイの憩いの場で、周りには地元のできたて蓮茶を飲めるおしゃれなカフェがたくさんあって若者がわんさかいるそうです。
行ってみたいですね。

蓮茶をいただくのにぴったりな茶碗がありました。

作品名:「染付 蓮 茶碗 五客 ※三組あります」
内寸:高3.6×径6.7 cm
メモ 1:状態良・高台内「大明萬歴年製」染付銘・箱入
商品番号:80715268
http://jikoh.co.jp/?p=11097


風炉の時季は木地、塗物の香合を用います。焼物は炉の時季に使用。

作品名:「蓮瓣 香合 以唐白檀材作之」
作家名:山崎 如悦(造・花押)
内寸:高3.6×径6.7 cm
メモ 1:状態良・内金箔貼・底に如悦朱花押・共裂・共箱
メモ 2:如悦=木彫。山崎朝雲門下、田中仙樵の甥に当る
商品番号:91308050
http://jikoh.co.jp/?p=6938


作品名:「花梨 蓮 笏」
内寸:高3.6×径6.7 cm
メモ 1:状態良・蓮の実四個・彫抜きでコロコロと動きます
商品番号:70514219
http://jikoh.co.jp/?p=7402

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