初風炉 節句 の宗和流稽古

早いもので四月も本日でおわり、蓮のお稽古は初風炉の爽やかな茶会となりました。
寄付は 五代 安藤 広重「五月鯉のぼり」

もうすぐ節句ですね。桃の節句がタイミング的に難しかったので、端午の飾りができてよかったです。

中原 南天棒「岩下風生乕弄児」
岩下に風生じて乕児(とら、じ)を弄(ろう)す。
お花は菖蒲です。花入は「高砂鯉耳 花入」。

先生にはお褒め頂きましたが、少しながすぎかなとご指導頂きましたので次回直したいと思います。

宗和流の風炉の柄杓使いは、リズムが大変よく、杓構えは本当に美しいです。
杓と言えば、柄杓も炉用、風炉用にわかれますね。そのほか、外でつかうつくばい用、水屋でつかう水屋用などは木をうすくして丸くまげた曲物をつかいます。

お世話になっている西荻 三原堂「藤」
大好評!の白あんに白えんどうのお菓子。花の繊細さ、甘さ、豆本来の味もしっかりしており、大きさも大ぶりでよいです。

「藤蒔絵 高坏」
本来まんじゅうをのせるものですが、菓子の「藤」とあわせ使ってみました。

「住吉地紋 釜」、手塚 玉堂「染付 釣瓶 水指」、道安 土風炉
東竹斎(造)佐藤 朴堂(筒箱書)「銘 五月晴 茶杓
渡辺 喜三郎(仕上)鈴木 宗保(箱書花押)「青楓 棗」
とてもシャープで粋なお棗です。染付の水指しや花入と色彩にコントラストを添え、畳の上がビシッときまります。渡辺 喜三郎は、江戸風塗師として代々喜三郎と名乗った塗師、江戸風の優れた伝統の技術をよく伝えた。主に茶器を作ります。

91216022中川 伊作「南蛮 龍文 茶碗」

91504012橋本 喜泉「色絵 冠 茶碗」


先生のお土産の美味しいお団子も頂きました。

本日も大変勉強になりました。