本日は、蓮から新しく香木のご紹介を致します。
香木 真那伽 銘「淡菊」
十数年前に仕入れ、しまっておりました。
今日香木が稀少になってきたようで多くはございませんが、出来るだけ多くの方にお楽しみ頂きたくお分けしたいと思います。
真那伽（まなか）は香の六国の一つです。真那賀・真南賀とも書きますね。
『六国列香之辨』には、
匂ひ軽く艶なり。早く香のうするを上品とす。
香に曲ありて、譬へば女のうち恨みたるが如し。
と記されています。
油は少なくカサカサと軽い木でありながら光沢があり、木目もはっきり通っています。
焚きはじめから柔らかく香立つ真那伽に優しく包み込まれます。
「淡菊」はすがすがしく柔らかい香りなのですが、とてもはっきりと空間に広がっていきます。
御家流の長濱関雪先生に「淡菊」と銘を頂きました。
有栖川宮熾仁親王の歌にちなんで。
香木を木所に当てはめる作業は、香人が長年の修行で培った感覚・直感によるところが大きい為、難しい作業となります。
真那伽以外の伽羅や羅国などのの木所は鑑定のための大きな特徴や手掛かりがあります。
真那伽はつかみ所のないような透明感があります。五味で言っても「無」という側面があります。
この「無」には「万物に通じる」という哲学的な意味があります。
1gより、グラム9,000円（税抜）で小分け致します。
お求めのグラム数にあわせた桐箱もご用意致しました。
商品名：香木 真那伽 銘「淡菊」
価格：￥9,720-/1g（税込）
メモ：商品の性質上、部位により多少質が変わる場合がございます。
元香木は大きくはございません。すこしでも多くの皆様にお届けできるように、原則お一人様1g以上10g以内の注文とさせて頂きます。
香木のお問い合わせはお電話、メール、ファックスにてお待ちしております。
http://jikoh.co.jp/?page_id=26
