菅 木志雄展

少し前ですが、ヴァンジ彫刻庭園美術館の菅木志雄展を見に行きました。

〈一過性の世界〉の構築に賭けられた「もの」「状況」「場」。

真っ二つに切られた丸太。美術館の展示空間を占拠しています。


菅木志雄氏は岩手県盛岡市で生まれ、多摩美術大学油画科で学び1960年代後半から70年代にかけて台頭した「もの派」 グループの中心メンバーです。
自然的な物質と工業的な物質の出会いを探求し、一過性の静止状態に配置することによって作品としました。
映像作品も展示されており、菅氏の作業の過程を映像で見ていると作品の内部構造が読み取れるような気がしました。
映像も大変おもしろかったです。

『菅木志雄 Kishio Suga』
会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館
会期:2014年11月2日(日)-2015年3月24日(火)
http://www.vangi-museum.jp/kikaku/next_141102.html

寒くなってきましたが、美術館の庭園には様々な花が咲いていました。

真綿色と薄紅色のシクラメンがたくさん咲いていました。
「出逢いのときの君のようです……」 …

池には紫と黄色の睡蓮が。この紫は「ティナ」か「ブルーカペンシス」という種類ではないでしょうか?
この黄色睡蓮は「メキシカーナ」か「ジョイトーマシー」かな。

美術館の帰りには…

とらや工房のカフェのおしるこやあんみつもオススメします。

そしてそして蓮・慈光美術カタログ165号の受付が始まります。

豊道 春海、星見 天海、日高 鉄翁(画)竹院散人熈(書)、荒井 寛方、粛 粲寳、石叟、八代 白井 半七、
帆山 唯念、小野 珀子、名越 昌晴、二代 奥津 一心斎、田中 針水など。
面白い畠春斎の釜、福鈴、蝶蒔絵花入、聖書香合…などの興味を引くものも。
さらに、北原白秋藤田嗣治などの巨匠も並びます。
新年のご準備に、初釜のお道具に。
http://jikoh.co.jp
どうぞお楽しみに。