三月の茶稽古 釣釜

レポートが少し遅くなってしまいましたが、三月の茶会稽古の模様をお伝え致します。

2015年3月9日…

寄付掛物は、中川 宗淵(賛)井上 恒也(画)「春之山 らん画賛(春の山ゆけば道あり登古までも」


本床は、村瀬 玄妙「春風吹亦生」
唐の詩人白居易16歳の作の詩の一節です。
「野火焼不尽 春風吹又生」
どんな苦しみや難問でも、その時が過ぎれば、必ずいつか何とかなるものだ。
野火に焼かれ、草木が一本もない焼け野原でさえ、春になれば必ず新しい命が芽吹くのと同じように。
心に響きますね…


「鼓 蝶蒔絵 花入」91507304
紅白椿です。


「千筋山 富士釜」「竹自在鉤」「時代桑炉縁」



川瀬満之「染付桶側水指」
「溜塗曲建水」


祥六「遠山蒔絵薄器」
手塚桐風「雪洞蓋置」


菓子器は、「祥瑞染付菓子器」
菓子は、薯蕷饅頭です。
干菓子器は、夏目有彦「栗轆轤目干菓子器」


沓形黒織部茶碗

弥三郎「色絵竹の子茶碗」

今回も大変勉強になりました…
早いもので4月は最後の炉となります。
今月の稽古は4月30日を予定しております。

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