茶道稽古 初秋の満月によせて

夏もすっかり終わり、秋雨の世田谷です。
先日は八月の茶稽古を行いました。茶箱の稽古でした。

本床の掛物は、 安東 聖空「和歌一首 くもりなく(九月)」

くもりなく ちとせにすめる 水のおもに やとれる月の かけものとけし(新古今和歌集/巻第七)
[詞書]後一条院うまれさせたまへりける九月つきくまなかりける夜大二条関白中将に侍けるわかき人々さそひいてゝいけのふねにのせてなかしまのまつかけさしまはすほとおかしくみえ侍けれは
安東聖空は、芸術院会員、日展顧問、かな書会長。昭和五十八年歿八十九歳。


瓶掛が大変素敵でした。

「唐銅 鐶付 瓶掛」91408029
「打出 銀瓶」

「黒柿 茶箱」
茶碗は、「高取 茶碗」、「十二代 永楽 和金 片口茶碗」

菓子器は、「御本 皿」杉本 貞光(造)立花 大亀(箱書)91602541
菓子は、高円さんの「麩餅」 大変美味しく頂きました。

福田 芳朗「欅 神代塗木目沈金 高坏環付 干菓子器」


花は虎の尾、山吹、野の花です。

和田 麟之「唐物写し 中△ 花入」91602580

今月も大変勉強になりました。


本日より、九月の蓮カタログ170号受付はじまりました。
お問合わせお待ちしております!