2016年10月17日のつぶやき

先日、広島県 三次市奥田元宋・小由女美術館を訪れました。
11月3日まで開催中の上村 松園展が評判良く、開館11年目で来館100万人達成とのこと。
木に包まれた気持ちの良い美術館でした。
地方の美術館、博物館には所蔵作品に隠れた名品が多々あります。
今回の特別展の上村松園展作品は、上村作品所蔵の美術館からのものですが、見応えのある名品ばかりでした。
描かれた美人画は元より、その召し物の色合い、柄が、得も言われぬ美しさで、昨今こういう着物にお目にかかることがなくなりました。
表装に使われている裂も、作品にあわせた刺繡があって見事でした。

松園とはまた趣が異なりますが、平安の重ねものもよいですね。
合川 萊和 「官女」


こちらの表装も、まるで御簾の一部の様です。