2017年04月06日のつぶやき

一気に気温が上がり、桜も満開を迎えた朝、恒例の蓮の植え替え作業に入りました。
蓮は泥の中で根をはり、あの美しい花を咲かせます。
そのため、仏の智慧や慈悲の象徴とされてきました。
また、よい行いをした者は死後に極楽浄土に往生し、同じハスの花の上に身を
託し生まれ変わるという思想もあります。これは「一蓮托生」という言葉の語源になっているそうです。
蓮という名、古名の「はちす」は、ハスの花托(花床)が蜂の巣のように見えることに
由来するともいわれます。
花言葉も「神聖」といわれるだけあって、古来より神仏への捧げ物になってきました。
(参考http://hananokotoba.com/hasu/
その美しい花は、文字通りどろんこになる植え替えが欠かせません。
7〜10号の大鉢に 少し土を入れ、株分けした新芽を上向きに置いて 1/4くらいまで土を被せます。
水を鉢の縁までたっぷりと注ぎ、日当たりがよく、暖かい場所に置きます。
水に沈めるという栽培方法です。
(参考http://www.ishidaseikaen.com/webshop/user_data/hanahasuharu.php

蓮スタッフどろんこになっての作業。
これも夏の楽しみ、蓮の花をみたいがため。

秋口枯れた蓮も、風情があって、茶花として大切に使われます。
植え替え前の鉢

取り出した蓮の根