2017年04月22日のつぶやき

週末は雨の予報でしたが、歩いていてひんやり心地よい中、北の丸公園国立近代工芸館を訪れました。
敷地内、館内は海外からの観光者が殆どで、皆さん熱心にご覧になっていらっしゃいました。
ここは都心のオアシスの様です。

今回「動物文様」をテーマに、工芸、染色、家具、宝飾まで
幅広い分野の館蔵作品が展示されていました。

中でも目をひいたのは、玉那覇 有公氏の沖縄紅型の着物です。
「苧麻でいごに蝶文紅型帷子」
鮮やかな紅型のイメージがありますが、とてもシックな色合いでした。
志村 ふくみ氏の 「紬織着物 鈴虫」の緑のグラデーションも夢の様な
美しさでした。

片岡 華江氏の 「螺鈿鷺之図漆箱」写真ではわかりづらいですが、蓋の下の部分に
鮮やかな文様を見ることが出来ます。
鷺の羽は、風がそよげばふわっと動きそうです。

大樋茶碗で有名な 大樋年朗氏の花器は 
この後訪れる近代美術館の 楽 吉左右衛門氏の作品と同じ想いを抱きました。
それはまたいずれお伝えしたいと思います。

最後に 二十代 堆朱楊成氏の作品には 圧倒されました。
制作にかけられた時間を思いますと、
どれもうわー、と眺めいる細やかな細工と鮮やかな色合いです。


ここではポスターにもあった、「彫漆硯箱 玄鶴」をご紹介いたします。
現在 国立博物館で開催中の「茶の湯」展とは、シャトルバス運営もあり、
両方観賞出来る様になっていますが、
とてもとても、、、。
今回は 新緑もまぶしい、竹橋と北の丸公園で幸せな観賞が出来ました。

月が変わりますと、蓮のカタログがお手元に届きます。
どうかこちらもご高覧賜ります様。
スタッフ一同、休まずご注文をお待ち申し上げております。