2017年07月31日のつぶやき

連日の猛暑日がこたへますが、七月最後の今日、夏の宵の趣でお稽古をいたしました。
涼やかな室来とお道具をそろえてみました。

寄付には水しぶきが感じられそうな
三橋 武顕「瀑布図」 
本床には 近衞 家熈「近衞 家熈 公朗詠集切 夏夜」
風吹枯木晴天雨
月照平沙夏夜霜

花は竜胆、唐胡麻、女郎花 吾亦紅。

「煤竹 手付花篭」によく映えます。

釜は「雲龍釜」に「唐銅 鬼面切合 風炉
風炉先と水指、平茶碗が涼を運んでくれます。
藤井 誡堂「銘 岩清水 茶杓
小川 滋斎 九十一歳の作「本場 野生桑 棗」 
水崎 長寿「竜胆 義山水指 」
岡本 寛「硝子 平 茶碗」

建水が素敵でした。
木村 長十郎友敬 「備前緋襷焼 餌籠形 建水」

主菓子は 鶴屋吉信さんの  「宵花火」
飛来 一閑「大菱盆」が 夏の夜空を表してくれているかの様です。

来月は8/13〜20 蓮は夏休みを頂き、お稽古もお休みです。
九月に気持ちも新たにのぞみたいと思います。