夏の美術館

お盆で帰省されで、台風の影響で大変な想いをされた方もいらしたようですが、

大きな被害が出ずに済んで安堵しています。

いつになく暑い暑い夏ですが、夏休みはいかがお過ごしでしたか?

私達は久しぶりに店主共々 根津美術館へ参りました。

ここは毎々、海外からの方が多く訪れていらして、熱心に見入っていらっしゃいます。

庭園も季節ごとに変化があって、心地良い空間です。

「優しいほとけ、怖いほとけ」というテーマでしたが、菩薩、地蔵、不動明王などの

仏像、絵画、絵巻ものがありました。

「矢田地蔵縁起絵巻」の鬼たちがいいお顔で、脇で眺めるお地蔵様のクールな表情が

対称的で印象に残りました。

仏画や仏像にはそれぞれ約束事があり、表している物や眷属によって読み取るようになっています。

解説はほりさげればいくらでも書けましょうが、わかりやすく頭に入りやすかった

です。

小中学生の夏休みレポートにいいのでは、と感じつつ。

 

この美術館でお気に入りの室が二階の茶室、器コーナーです。

今回は夏ということで、涼を招きつつも格式もあって、という選でしょうか。

惟馨周徳 画 「潑墨山水図」が気に入りました。

 

大好きな籠の季節です。

重要無形文化保持者 生野 祥雲斎

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「紫竹みの虫籠 花入」

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「白竹通筒 花入」

野の花が合いますね。

次回は暑い夏のお茶会ご報告予定です。