梅雨入り

梅雨入りを迎え、新しいカタログ準備も整いました。

今回は 西本願寺のお軸が数点掲載されています。

「浄土真宗本願寺派十五世宗主 住如 像」

西本願寺十五世 住如 像

 

天台座主大僧正、総本山延暦寺貫主の墨蹟

即真 周湛

「閑居瓣道梵王宮守夜老僧茶釜中静坐焚香寒搨上鐙前四想福田切」

即真 周湛

「菊水蒔絵 阿古蛇 棗」不蔵庵 龍渓(箱書)

江戸末の茶人、江戸下谷曹洞宗洞雲寺住職。

「菊水蒔絵 阿古蛇 棗」

 

来月からこちらのブログのURLが変わる予定です。

蓮慈光美術のホームページをご覧ください。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

jikoh.co.jp

 

 

 

 

 

 

炉塞ぎの茶会-春の名残

年々春と秋の爽やかな季節が短く感じられる中、

まさに春の名残りにふさわしい天候のもと、炉塞ぎの茶会が開かれた。

 

本床

本床には 

「百花過尽緑陰成」了庵 宗義

 

四代 一ノ瀬 宗辰 作

「胡銅 利休好 鐸置 花入」へ

紫蘭の鮮やかな色が映える花入となった。

花入

香合は 

十四代 亀井 味楽 「高取 香合」

 

香合

「煤竹 結界」が雰囲気があって見事と評判に。

「銘 きく桜 竹茶杓」宮崎 央

二代 村瀬 治兵衛 「独楽 茶器」

「高取 水指」 十二代 高取 八山

「銘 春霞 利休桜 黒 茶碗」 藤井 誡堂(箱書) 佐々木 輝夫(造)

結界 水指 茶器 茶杓 

透木釜

佐藤 清光「透木 釜 海老鐶」を「無垢 桐置炉」へ

「粉吹 小福茶碗」

 

「粉吹 小福茶碗」 乕渓山水月窯

「松代焼 茶碗」

「松代焼 茶碗」 松井窯

建水

「唐銅口糸目建水」二代金森紹栄

蓋置

「三島 蓋置」 緑園

今回注目されたのが こちらの手付皿。

十三世 表千家 即中斎(箱書) 二代 中村 梅山(造)

「薩摩いこ餅」竜乃家・製を頂く。

 

主菓子 「仁清写 手付皿」

「砂張 干菓子器」には

「葛餅」榮太郎製と

「八ツ橋」京栄堂を。

干菓子器

次回は風炉の季節を迎える。

早くも汗ばむ陽気となっているだろうか。

 

開炉

先月末、開炉を迎えることができた。

ギャラリーを和室にみたてて、本床には

澤 梁堂(さわ りょうどう)師の

楓葉経霜紅(ふうようは しもをへて くれないなり)
「楓の葉は、厳しい霜を経てこそ、より鮮やかに紅葉する」を。

 

香合は三部のひとつ織部として、

飛井 隆司(とびい たかし)・篠ヶ洞窯

「鳴海織部 香合」

この名称赤土、白土など二種類の土を使うことを指す。

 

花は嵯峨菊と南天

金重 道明 「備前 伊部 花瓶」へ。

 

嵯峨菊は丁字菊、伊勢菊、肥後菊などと並ぶ古典菊のひとつ。

一般的な菊より遅い十一月頃に見頃を迎える。

華奢な姿とは違って丈夫な花。

南天は難を転ずる、など縁起物としても名高い。

花が少ないこの季節、寒さが厳しければより赤みを増す葉は

茶席に欠かせない。

本床

 

香合

花瓶

インド更紗布と「黒塗 外七宝繋鳥の子風炉先」

釜は 高橋敬典「平丸 筋入 釜」を「無垢 桐 置炉」へ。

 

 

今回はじめて皆具を使うことに。

火箸使いは慣れないと当たりそうでこわごわと。

 

「黄交趾 松唐草 皆具」中村 翠嵐

皆具

紋様の松唐草は

中国由来の柄。厳冬にも常緑を保つため、長寿の意味を持ち、

また、めでたい柄としても用いられます。

「交趾」とはベトナム北部のこと。

当時現地を支配した前漢〜唐が置いた「交阯郡」に由来する。

交趾焼きは明代に始まり、紫・緑・黄の三彩を使った焼き物のこと。

中でもその黃色は圧倒的に有名。

華やぎが暖かかみも運ぶようだった。

 

茶杓は「銘 初紅葉 竹 茶杓」 

吉田 高仙(造)足立 泰道(筒箱書花押)

 

薄器は 真塗 中棗

 

薄茶茶碗

「楽山焼茶碗」十一代 長岡 空権

 別号/住右衛門/空味

 島根県指定無形文化財

 伊羅保風、南蛮風、など朝鮮系の茶陶を中心に造る。

空権 楽山焼

「赤膚焼 紅葉茶碗」七代 大塩正人

 赤膚焼、遠州七窯の一つ。

赤膚焼 茶碗

「萩 茶碗」吉賀 将夫

 泉流山窯、吉賀大眉(文化功労者)長男。

 山口県芸術文化功労者

萩焼

主菓子は

瓢盆に真塗 椿紋椀

井村屋 お汁粉

主菓子

干菓子は

銀杏サブレ あずき色のサブレはまさに小豆の風味でした。

 

干菓子

次回は年明けの予定です。

皆様時節柄ご自愛下さいませ。

 

観月の茶会

 

 

観月の茶会

爽やかな秋晴れのはずが最後の夏日となった本日、観月の茶会で集った。

それでも吹く風はやはり秋のもので、光を落とした中でお月見の風情を

楽しめた。

お軸は

「清風明月」中野 南風」

本床

床飾には趣向をこらし

「存星塗 茶盆」には

「孔雀 天目釉 ぐい呑」若尾圭

「花 酒觴」小山 富士夫

「灰釉 ぐい呑」河本 五郎

「黒唐津 徳利」

 

花はこの暑さに耐えて咲いてくれた秋の花々。

紫式部、芒、稲、水引草、萩、友禅菊、吾亦紅を

春慶塗 手桶花入 へ

 

「南部 鉄瓶」星山 直正と

信楽 木の葉透 瓶掛」

「遠山 焼杉 風炉先(京間)」とインド更紗

鉄瓶と風炉

鉄瓶

鉄瓶は 水を含むと色が一気に濃くなる。

 

茶籠は古いもの。

道具を取り合わせ組んでいく楽しみがある。

「唐物 四方 茶籠」

唐物 茶籠

 

茶碗も 月の禅語にちなんだものなど 取りそろえてみた。

 

「乾山写猿 茶碗」橋本 紫雲

乾山写 猿

「月に兎 茶碗」氏家 常美

月に兎

薩摩焼 抹 茶碗」永田陶芸

 かの昔、御所車で御簾越のお月見として、

薩摩焼

主菓子は 月とも、栗とも見立てられる、

和栗 ショコラクッキー(ろすまりん)

やきいも棒 徳島鳴門金時 (東尾商店)

三宝に奉書を敷いて お月見飾りとして。

 

干菓子は お月見煎餅(もめん弥)

 

菓子

このところ秋が年々短くなっていく気がするが、貴重な季節、

次はどのような趣向にしようか

楽しみが加わる。

初風炉

待ち焦がれた爽やかな風炉の季節が到来しました。

本床には 

臨済宗紫野大徳寺塔頭三玄院

長谷川 寛州「竹有上下節」を。

本床

花は 矢筈芒、紫蘭、青楓、令法、山法師を 有馬籠へ

大好きな籠の季節、涼やかな風を運んでくれます。

籠と花々

 

香合は 道場 宗広「桐絵 埋木 香合」

加賀蒔絵、漆芸作家、先代は父、友吉に師事し茶道具専門に作る。

蒔絵の指導にも尽力し、職方を多く育てる。

埋もれ木とは、樹木が長い年月、水中、または土中にあって炭化した木。黒茶色で材質が堅く、細工物に用いられます。

 

香合

川崎 鳳嶽(削)松本 実道(筒書花押)「銘 和心 白竹 茶杓

 

薄器は 鈴谷 鉄五郎「芽柳蒔絵 大棗」

輪島蒔絵師、一后一兆に蒔絵を学び、きりっとした蒔絵が特色。茶道具中心に造る。

昭和七年輪島生

薄器と茶碗

水指は 山本 義博「染付 草花紋 水指」

さらに涼を運んでくれます。

水指

薄茶碗は

加藤 十右衞門「蕎麦風 茶碗」

西山 伯 窯「斗々屋 茶碗」

森里 陶楽「仁清 八ッ橋 茶碗」

渓古 石香「富士之絵 赤 茶碗」

 

藤井 宗喜「唐銅 棒ノ先 建水」

建水

蓋置 「駅鈴」(えきれい)

蓋置

円形の中央を丸く抜いたドーナツ型を横に割った形で、間に玉を入れた蓋置。

駅鈴は駅路(えきろ)ともいい、律令制で官命によって旅行する者に中央官庁と地方国衙(こくが)から下付した鈴のことで、駅馬の供与を受ける資格を証明し、駅使はこの鈴を鳴らして旅行したといわれています。

 

楽しみのお菓子は 

今木屋 謹製「鮎」

青楓を添えて 涼やかな竹編 菓子器へ蓋をして盛ります。

主菓子

 

干菓子は あやめ 八つ橋を

平安 表正「長陽 菓子器」へ

干菓子器

 

 

干菓子

次回は梅雨の時期でしょうか。

皆様の風炉のお道具揃いにお役にたてますことを願っております。

春の茶道具

東京では入学式に満開の桜を迎え

日々新緑がまぶしさを増して参りました。

今月は炉の最後の月となります。

最新カタログ商品より少しお道具をご紹介いたします。

 

九代 大樋 長左衛門

九代 大樋 長左衛門「飴釉 茶碗」

高8×径12.3 共箱

上田 寿方

上田 寿方「信楽 筒 茶碗」

高10×径10.7 共箱

「惺斎好 青漆 爪紅 小卓」

十二代 堀内 宗心(箱書)

十二代 堀内 宗心(箱書)向井 一郎(造)

「惺斎好 青漆 爪紅 小卓」

天板裏に朱花押・共箱

 

大内焼 煎茶碗

 

富岡 鉄斎(字)二代 宮川 香斎(造)

富岡 鉄斎(字)二代 宮川 香斎(造)

「大内焼 煎茶椀 十客」

高5×径5.7 

高台内押印・腹に鉄斎書銘・共箱

 

今月の茶会は釈迦生誕をお祝いする 灌仏会を予定しています。

ご覧頂けますればありがたく存じます。

 

 

初釜 初稽古

週末には東京も雪予報の北風がきつい朝、初稽古に集う。

和室が現在使えないため、前回の炉開き以来、置炉の登場となる。

 

 

「めでたくかしく」貫名 菘翁

花は 育てている紅梅と水仙

「古銅写 花入」大野 芳光 へ。

「宝尽し蒔絵 ぶりぶり 香合」箕輪 一幸

 

 

水指 薄器 茶杓 風炉

「砂金袋」裏千家 鵬雲斎 箱書 村田 陶苑〈造)

「竹 茶杓」朝倉 文夫

高台寺蒔絵 黒大棗」 三代 前端 春斎

高台寺蒔絵 黒大棗

「女桑縁 菱利休梅風炉先屏風」蓬春堂

風炉先が華やかな新春の道具立ちをひきたててくれる。

 

「無垢 桐 置炉」

炉の湿し灰を山型に。

「竹地紋 肩衝 釜」

この釜の湯気は良い具合にまわり、暖が行き届いた。

 

「蓬莱の朝 茶碗」四代宮川香斎

蓬来とは 中国の神仙思想で説かれる三神山

方丈、瀛州(えいしゅう)とともに三神山の一つ。

山東半島の東方海上にあり、不老不死の薬を持つ仙人が住む山と考えられていた。

富士山や熊野山などの霊山や仙境の異称

 

「仁清 鳳凰 茶碗」御室窯

 

「光悦写 雪峰茶碗」佐々木昭楽

 

「銘 初音 大井戸茶碗」

 

「鴬餅」今木屋 謹製 を

「輪島塗 銘々 皿 五客」池田 静光堂へ。

主菓子

干菓子は 黒豆しぼり

来月は休会となります。

春にまたお目に掛かれますように。