先月末、開炉を迎えることができた。 ギャラリーを和室にみたてて、本床には 澤 梁堂(さわ りょうどう)師の 楓葉経霜紅(ふうようは しもをへて くれないなり)「楓の葉は、厳しい霜を経てこそ、より鮮やかに紅葉する」を。 香合は三部のひとつ織部として…
観月の茶会 爽やかな秋晴れのはずが最後の夏日となった本日、観月の茶会で集った。 それでも吹く風はやはり秋のもので、光を落とした中でお月見の風情を 楽しめた。 お軸は 「清風明月」中野 南風」 本床 床飾には趣向をこらし 「存星塗 茶盆」には 「孔雀 …
待ち焦がれた爽やかな風炉の季節が到来しました。 本床には 臨済宗紫野大徳寺塔頭三玄院 長谷川 寛州「竹有上下節」を。 本床 花は 矢筈芒、紫蘭、青楓、令法、山法師を 有馬籠へ 大好きな籠の季節、涼やかな風を運んでくれます。 籠と花々 香合は 道場 宗広…
東京では入学式に満開の桜を迎え 日々新緑がまぶしさを増して参りました。 今月は炉の最後の月となります。 最新カタログ商品より少しお道具をご紹介いたします。 九代 大樋 長左衛門 九代 大樋 長左衛門「飴釉 茶碗」 高8×径12.3 共箱 上田 寿方 上田 寿方…
週末には東京も雪予報の北風がきつい朝、初稽古に集う。 和室が現在使えないため、前回の炉開き以来、置炉の登場となる。 「めでたくかしく」貫名 菘翁 花は 育てている紅梅と水仙を 「古銅写 花入」大野 芳光 へ。 「宝尽し蒔絵 ぶりぶり 香合」箕輪 一幸 …
梅雨明け前というのにで暑さにこたえる日々が続く中、 半年の穢れを落とし、残り半年の無病息災を願う行事、夏越の祓の茶会を開いた。 狭い店内のギャラリーで 寄り付きには 渡辺 公観「江上雨中」の短冊を。 日本画家。森川曾文に師事。日本自由画壇同人。 …
寄り付きには 野崎 幻庵(のざき げんあん)「軒の雨やどは あふよりもほととぎす かわける幹の 袖のぬれける」別号/廣太/安閑山房主/汲古庵/自治荘老人数寄者、益田鈍翁の進めにより三井物産に入社のち三越百貨店社長等勤める、財界の数寄者として、益田…
今年の春も天候は今一つ安定せぬ中、旧暦でのお釈迦様誕生会(たんじょうえ)である、灌仏会(かんぶつえ)の茶会を開きました。 寄付 平山 郁夫 【薬師寺散華色紙】 色紙掛 「古代裂」 寄り付き 足元には 真葛 二代 宮川 香斎のインドの「白い象」を。 本床…
まさに春の嵐といっていい天候の中、利休を偲んでの茶会を開いた。 千利休の忌日 利休忌としてこの時期、各流派で茶会がひらかれている。 天正十九年二月二十八日、豊臣秀吉の命を受け自死した。 新暦では表千家不審庵は二十七日、裏千家今日庵と藪内燕庵は…
三寒四温というには気温差が激しいこの頃、 梅も桜にその座を明け渡さんとする、名残り惜しさをこめて。 寄付 大田垣 蓮月「春雪」 ふる雪も あはにむすべる いとやなぎ かずみるままに とけわたるなり 総丈146×26.5 八十五歳最晩年の歌・神光院主徳田光圓箱…
初釜の茶会を予定しておりましたが中止となりました。 準備していた道具類をご紹介いたします。 お軸はどれかぎりぎりまで悩んでおりましたので割愛いたしました。 水指などは皆具を考えておりました。 香合 「黄瀬戸 福禄寿 香合」 江戸末頃の作品です。 香…
口切の茶会 穏やかな陽気のもと、口切の茶会を開きました。 開炉とあって、いつもより緊張感が感じられます。 寄り付きには 「口切りや足阿これもふくべなり 冨久邉 画賛」 十代 裏千家 柏叟宗室 認得斎 江戸末の茶人、九代 裏千家 千宗室の長男にあたります…
長らく間があいてしまいましたが、折しも十三夜の日に茶会を開きました。 寄り付きには 大田垣 蓮月 「閑居月 外にくまなすものもなし 月さしいる淺茅生の宿」 孝眞 「秋草蒔絵 硯箱」 寄り付き 秋草蒔絵 硯箱 本床 十三夜の月にちなんだ作品を。 お供えのお…
梅雨明け前にすでに猛暑の週を迎えて、献氷の茶会を 開いた。 献氷の儀式は氷の朔日(ついたち)ともいう。 陰暦の六月一日に、氷室の貢ぎとして、氷餅を宮中や 幕府に献上したのが由来とされている。 掻餅やあられを供えて食すと厄除けになるという説も あ…
薫風-風炉の時期到来となったものの、すぐ梅雨入りも追いかけてきてしまった。 寄り付きには 「枇杷」柴田 是真 色紙を軸装にした作品。 蒔絵を阪内寛哉に学ぶ。画は鈴木南嶺の門。 後京都で岡本豊彦に付き研鑽し、画風一格を成す。近代の名手。 寄り付き 枇…
雛の茶会 今年も五節句の一つ、雛の茶会を開くことがかなった。 お軸とお道具選びを終え、ささやかながらがらお弁当を一同で頂く。 雛絵は格によって待合にも本席にも使える。 道具や花は桃や柳、貝、菱に関係するものが主に用いられる。 よくお軸でみられる…
列島を寒波が包み込む中、無事年を越して新年も早一ヶ月を経て、 無事初釜を迎えることができました。 寄り付きには 吟翁「結び柳」と炭飾りを。 寄付 炭飾り おめでたい 海老、亀、鶴があしらわれています。 唐の故事をもとに、結び柳をお茶の席に最初に柳…
梅雨明け前からの猛暑が続く中、七夕のお茶会が開かれた。 七夕は五節句のひとつで、縁起の良い「陽数」とされる奇数が連なる 七の夕べに行われるため「七夕の節句」という。 また、笹を用いて行事をすることから、別名「笹の節句」とも。 奈良時代に中国の…
初風炉の集いが五月末におこなわれた。 寄り付きには 涼やかなせせらぎが届くような 「柳江清風」川合 玉堂 文化勲章。昭和三十二年歿八十四歳 愛知生。 寄付 本床には 「閑雲」遠州流十一世 小堀 宗明 ゆったりと空に浮かぶ雲。 なにものにも束縛されない悠…
世界平和への祈りをこめて、百花繚乱の茶会を 開きました。 寄り付きには 常信斎 「群燕ノ図」を。 寄り付き 本床には 「萬国春」三宅 康高 三河田原藩四代藩主。田原藩三宅家七代。 花開万国春 はなひらきてばんこくのはる 春の爛漫さを象徴し、大雅に限ら…
三月利休忌お茶会 利休忌は「茶聖」である千利休の命日に彼の徳を偲んで行う 茶事のことです。 利休の命日は二月の二十八日で、新暦に合わせ3月29日に 集いました。 床に利休の肖像を掲げて献茶をする「供茶」、続いて七事式が 行われるのが恒例となっていま…
雛祭りを前に雛の道具揃えの茶会を開きました。 寄り付きには谷 文一 「立雛」 別号/痴斎/文一郎江戸後期の画家。江戸薬研堀の医師利光澹斎の子。文晁に師事し、 長女宣子を妻とする。円山派の写実的画風を取り入れ、山水花鳥を得意とする。文政元年歿三十…
初釜の茶会 少人数で無事に初釜の茶会を開くことがかないました。 今回は二通りの道具組で 蓮の書画道具の数々ご披露いたします。 まずは 寄付其の一 春日有職 大林 杜壽(刀)「奈良人形 三番叟」 寄付 其の一 奈良人形 本床其の一 は今年の干支です。 渡辺…
開炉の茶会 11月29日の開炉茶会の道具を遅くなりましたがご紹介いたします。 寄り付き 富本 憲吉・清水 六兵衛(合作)「壷」唐草色紙掛」 本床 足立 大進「開炉 高秋半夜月 落葉満前池」 臨済宗円覚寺派管長。 本床 花入 金屋 五良三郎「唐銅 蕪形 花入」 …
ようやく少人数の集いがかない、三ヶ月ぶりに茶会が再開された。 この時期ならではの名残の茶会。 寄り付きには「干柿画賛」加賀尾 秀忍を。 旭舟「手付 花籠」には、 芒、りんどう、小菊、コスモスなど名残の花々を。 寄り付き 本床には 大綱 宗彦「閑 雲に…
六月末に開いた茶会は螢を愛でるものとして、涼やかな道具が揃った。 寄り付きには 漫画家として、河童ものが有名な 清水 崑の『河童』を。 本床には 歌人、子爵、駿河沼津藩主のち上総菊間藩主となった、 水野 忠敬「田雲螢」を。夕風の さなへ(早苗)ふ(…
五月も終わりの頃、梅雨入り前の長雨の合間、少人数での茶会を開き ました。寄付掛物は 栗田 寛 「五月雨の 頃にしなれば まかせしと おもふめ水は ただふるにけり」 短冊掛の色合いも涼しげです。 この方は、幕末水戸藩に仕えた国学者、歴史学者、藤田東湖…
早くも風炉の季節を迎えました。 先月、少人数での新緑の茶会を開きました。 風炉の灰型を整える体験もいたしました。 夢中になってしまいました。 寄り付きには 川村 雨谷「柳塘清画」 寄り付き 本床には 風雅なる 野崎 幻庵「春ふかき野べのかすみのした風…
最後に集ったのが昨年となり、久々のお茶会を開きました。 今回はお釈迦様の誕生を祝う仏教行事、誕生会(たんじょうえ) 灌仏会を一同でお祝いをいたしました。 四月八日に各地で開かれますが、 降誕会(ごうたんえ)仏生会(ぶっしょうえ)浴仏会(よくぶ…
一気に秋めいた日に炉開きをいたしました。 今年は炉の季節の短さにとまどいを覚えましたが、こうやって無事集いがかない、 心新たに炉でたてるお茶を味わえますことに、ありがたさを感じております。 寄り付きには 大田垣 蓮月の短冊を 「冬山家 ほしがきの…