2022-01-01から1年間の記事一覧

乞巧奠(きっこうでん)の茶会

梅雨明け前からの猛暑が続く中、七夕のお茶会が開かれた。 七夕は五節句のひとつで、縁起の良い「陽数」とされる奇数が連なる 七の夕べに行われるため「七夕の節句」という。 また、笹を用いて行事をすることから、別名「笹の節句」とも。 奈良時代に中国の…

初風炉

初風炉の集いが五月末におこなわれた。 寄り付きには 涼やかなせせらぎが届くような 「柳江清風」川合 玉堂 文化勲章。昭和三十二年歿八十四歳 愛知生。 寄付 本床には 「閑雲」遠州流十一世 小堀 宗明 ゆったりと空に浮かぶ雲。 なにものにも束縛されない悠…

百花繚乱の茶会 平和を願って

世界平和への祈りをこめて、百花繚乱の茶会を 開きました。 寄り付きには 常信斎 「群燕ノ図」を。 寄り付き 本床には 「萬国春」三宅 康高 三河田原藩四代藩主。田原藩三宅家七代。 花開万国春 はなひらきてばんこくのはる 春の爛漫さを象徴し、大雅に限ら…

利休忌

三月利休忌お茶会 利休忌は「茶聖」である千利休の命日に彼の徳を偲んで行う 茶事のことです。 利休の命日は二月の二十八日で、新暦に合わせ3月29日に 集いました。 床に利休の肖像を掲げて献茶をする「供茶」、続いて七事式が 行われるのが恒例となっていま…

雛の茶会

雛祭りを前に雛の道具揃えの茶会を開きました。 寄り付きには谷 文一 「立雛」 別号/痴斎/文一郎江戸後期の画家。江戸薬研堀の医師利光澹斎の子。文晁に師事し、 長女宣子を妻とする。円山派の写実的画風を取り入れ、山水花鳥を得意とする。文政元年歿三十…

初釜

初釜の茶会 少人数で無事に初釜の茶会を開くことがかないました。 今回は二通りの道具組で 蓮の書画道具の数々ご披露いたします。 まずは 寄付其の一 春日有職 大林 杜壽(刀)「奈良人形 三番叟」 寄付 其の一 奈良人形 本床其の一 は今年の干支です。 渡辺…

開炉

開炉の茶会 11月29日の開炉茶会の道具を遅くなりましたがご紹介いたします。 寄り付き 富本 憲吉・清水 六兵衛(合作)「壷」唐草色紙掛」 本床 足立 大進「開炉 高秋半夜月 落葉満前池」 臨済宗円覚寺派管長。 本床 花入 金屋 五良三郎「唐銅 蕪形 花入」 …