待ち焦がれた爽やかな風炉の季節が到来しました。
本床には
長谷川 寛州「竹有上下節」を。

花は 矢筈芒、紫蘭、青楓、令法、山法師を 有馬籠へ
大好きな籠の季節、涼やかな風を運んでくれます。

香合は 道場 宗広「桐絵 埋木 香合」
加賀蒔絵、漆芸作家、先代は父、友吉に師事し茶道具専門に作る。
蒔絵の指導にも尽力し、職方を多く育てる。
埋もれ木とは、樹木が長い年月、水中、または土中にあって炭化した木。黒茶色で材質が堅く、細工物に用いられます。

川崎 鳳嶽(削)松本 実道(筒書花押)「銘 和心 白竹 茶杓」
薄器は 鈴谷 鉄五郎「芽柳蒔絵 大棗」
輪島蒔絵師、一后一兆に蒔絵を学び、きりっとした蒔絵が特色。茶道具中心に造る。
昭和七年輪島生

水指は 山本 義博「染付 草花紋 水指」
さらに涼を運んでくれます。

薄茶碗は
加藤 十右衞門「蕎麦風 茶碗」
西山 伯 窯「斗々屋 茶碗」
森里 陶楽「仁清 八ッ橋 茶碗」
渓古 石香「富士之絵 赤 茶碗」
藤井 宗喜「唐銅 棒ノ先 建水」

蓋置 「駅鈴」(えきれい)

円形の中央を丸く抜いたドーナツ型を横に割った形で、間に玉を入れた蓋置。
駅鈴は駅路(えきろ)ともいい、律令制で官命によって旅行する者に中央官庁と地方国衙(こくが)から下付した鈴のことで、駅馬の供与を受ける資格を証明し、駅使はこの鈴を鳴らして旅行したといわれています。
楽しみのお菓子は
今木屋 謹製「鮎」
青楓を添えて 涼やかな竹編 菓子器へ蓋をして盛ります。

干菓子は あやめ 八つ橋を
平安 表正「長陽 菓子器」へ


次回は梅雨の時期でしょうか。
皆様の風炉のお道具揃いにお役にたてますことを願っております。