5.15京都、葵祭にちなんだ掛け物

毎月発行しておりますカタログ蓮148号も、お陰様でお問い合わせお電話を沢山いただき、
只今発送のほうが大変混み合っております。
14〜21日頃の期間はお急ぎ発送難しい事もございます。
丁寧な梱包と正確な対応を心がけて参ります。
何卒よろしくお願いします。

今月号の軸・紹介作家
橋本 静水、森貞、日環上人、竹田 益州、中村 泰祐、根本 雪篷、堀尾 貫務、高田 蝶衣、松本 芳翠・平尾 孤往・津金 鶴仙 ETC

お探しであったり、蒐集している作家などありましたらお問い合わせ下さい。
もしかしたらお力になれるかも知れません。
茶道具・美術品・道具 紹介作家
十二代 田原 陶兵衛(造)裏千家 鵬雲斎(箱書)、照屋 和那、吉永 宗白(自作)宗悦(下作)、岩淵 重哉、山崎 朝雲 十代 三輪 休雪、十二代 楽 弘入、。。。

今週は葵祭ですね、ということでひと品。
有栖川宮 韶仁親王「御短冊 いかなれば鳴る神山の葵草としはふれども二葉なるらん 夜を重ねまちかね山のほとゝぎすくもゐのよそに一声ぞ喜久 二幅一對」
問いあわせNO.80315099



短冊打雲台貼・状態良(台紙にノリシミ極少)一文字中廻金襴・上下袿表装・有栖川家職俊直折書添・古筆了信箱書
総丈158×32 内寸35.7×6

有栖川宮 韶仁親王:第七代有栖川宮。織仁親王の子、光格天皇の猶子、幟仁親王の父。中務卿、一品に叙せられる。弘化二年歿六十二歳

上賀茂神社の祭神は「賀茂別雷大神;かもわけいかづらのおおかみ」で、雷(いかづち)の御威により厄を祓い、あらゆる災難を除く、落雷の守護神で、桓武天皇の御代に造営せられた。 賀茂祭葵祭といい、これは、太古の別雷神(わけいかづちのかみ)が神山に降臨された時に、榊さかき(賢木)、葵を取られた。この故事にしたがって、綾色の飾りを走馬に付け、葵楓(あおいかつら)の蔓で装って、この祭りがおこなわれたので、葵祭といい、葵祭りがおわると、いよいよ夏である。
●時鳥、ほととぎすは、田植鳥、不如帰、沓手鳥、霍公鳥、杜鵑、杜魂、蜀魂、子規、郭公と書き、夏を告げる、一声が待たれ、好個の歌題となってきた。ほととぎすと鳴くか、てっぺんかけたか、特許許可局とも聞こえる。やまから運ぶ夏の便りが時鳥で、初夏の季語である。 一声は、ほととぎすの夏をよぶ鳴きをいう。鶴の一声は、神様、上司の決断に喩えられる。