ヴァンジ彫刻庭園美術館

まず蓮から夏期休業のお知らせです。
8月10日(日)〜8月17日(日)の8日間、誠に勝手ながら夏期休業とさせて頂きます。
この間の商品の出荷、お電話・メール等へのご対応は休止させて頂きます。どうぞご了承下さい。
FAXでのご注文は受付しておりますが、対応はすべて翌8月18日(月)からとさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。

さて、数ヶ月前初めて静岡にあるヴァンジ彫刻庭園美術館に足を運びました。
静岡県長泉町にあるヴァンジ彫刻庭園美術館は、イタリアの現代具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの世界で唯一の個人美術館です。
同じ敷地内には、杉本博司氏が建築をプロデュースしたIZU PHOTO MUSIUMU があります。

ジュリアーノ・ヴァンジ(Giuliano Vangi)は1931年生まれのイタリアの彫刻家です。
芸術分野でのノーベル賞とも言える高松宮殿下記念世界文化賞を、2002年に彫刻部門で受賞しています。

フィレンツェで学んだ後、フィレンツェの「洗礼者ヨハネ」、シエーナのポスティエルラ広場にある「雌オオカミ」、パドヴァ大聖堂の十字架像と新装の内陣用彫刻、ピサ大聖堂の正餐台、バチカン美術館入口の彫刻などキリスト教にまつわる場所に多くの彫刻作品を生み出しました。

美術館はクレマチスの丘という場所にあります。空のひらけた素敵なところです。

庭園美術館の名の通り、この世ではないような素晴らしいお庭でした。花が咲き乱れ、子供が遊び、まるで空中庭園

クレマチスの丘にはレストランやカフェが多くあります。庭園の中に紅茶専門のカフェがあり、爽やかな香りにうっとりしました。
向かいにあるIZU PHOTO MUSEUMU での展覧会も非常に面白かったです。

ヴァンジの企画はイケムラレイコ『PIOON』が開催されています。
撮影禁止でしたのであしからず。
イケムラレイコ氏は、大阪外国語大学スペイン語科卒業後、セビリア美術大学に学ぶ。1991年よりベルリン芸術大学(UdK)教授。

展示は無数のドローイングから同時期に始まったテラコッタ彫刻によって構成されていました。
今回の展示にあたり、日本で滞在制作したそうで、日本の焼き物の面影を色濃く感じられます。
織部信楽、志野など…焼き物好きの視点で見てもおしろい展覧会だと思います。
イケムラレイコ『PIOON』
会 期:2014年4月20日 |日| ─ 10月14日 |火|
イケムラレイコ展公式ページはこちら↓
http://www.pioon.info/
ヴァンジ彫刻庭園美術館公式ページはこちら↓
http://www.vangi-museum.jp/index.html

日本全国大雨が降ったかと思えばとてつもない猛暑。
熱中症にお気をつけて猛暑をお過ごし下さいませ。