蓮のカタログ202号は今週より受付が始まります。

秋のお道具、お軸、煎茶、彫刻、仏具はじめ、今月は短冊や色紙もたくさん掲載いたしました。
ぜひお手にとってご覧ください。

先日雨の中、根津美術館へ行って参りました。
企画展 「禅僧の交流」
美術館館蔵の墨蹟が中心ですが、無学祖元はじめ、中国の高僧と日本の弟子達の関係や交流を紹介しています。
若き日の雪舟の作品もございます。
また毎回の楽しみ、二階の茶室のお道具組み合わせですが、名残の茶 が素晴らしかったです。
他に 桃山時代の辻が花はじめ、慶長の小袖など、よくもまあ大切に保存を守り抜いてこられたなあ、と
感じ入ってしまいました。
こちらは常設の仏像もお気に入りです。
当日はあいにくの雨でしたが、多くの観光客が傘をひらいて
色濃くなった緑を楽しんでいらっしゃいました。

蓮の一品ご紹介いたします。
大観 文珠「六祖踏碓 画賛」
天保十三年歿七十七歳美濃生 丹波大梅山法常寺十世。臨済宗南禅僧堂開単。

やつれ風炉も珍しい形のものはいかがですか?
横河 三五郎(造)十二代 宮崎 寒雉(鑑箱書)「荒磯 鉄風炉(やつれ 風炉)」
寒雉は、加賀藩の御用釜師として寛文年間より続く家系で、茶人好みの重厚な釜が有名です。

暑い夏をのりきってのお茶会シーズン到来です。
ぜひ蓮のお道具、軸をご用命下さいませ。


参照:http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html