世田谷は爽やかな秋晴れ。
昔、運動会で吸った空気を思い出すような良いお日よりです。
さて、先月のお茶お稽古のレポートです。
寄付の掛物から・・・
91309545 無落款 「秋草・月に雁図 扇子」
裏面の秋草も素敵で、どちらにしようか迷ってしまいますね。
本床掛物は、
91506870 僧 月照 「一生秋夢多 鷺画賛」
江戸後期法相宗の勤王僧。安政の大獄の危機を逃れるが、
藩の保護を得られず西郷隆盛と共に入水。安政五年歿摂津区
お花は、藤袴と水引草。そこに色味を添える虎の尾を添えて
花入には、91503118 益田 克徳 「手付 花生」
91604260 二代 田中 健智 「乾漆 柿 香合」
本物の柿にそのまま漆を塗ったのでは!?というほどの
精密さです。
91604368 「鉄 道安風炉・尻張釜・電熱器添え(裏用)」
水指は、森里 陶楽 「仁清写 紅毛 水指」
桑小卓に丁度良い大きさです。
91603883 前田 清峰 「栗 蒔絵 中棗」
91604247 十三代 中里 太郎右衛門 「絵唐津 茶碗」
91604204 菰山窯 宮田 豊 「俵 茶碗」
茶杓は、高山作 長谷川寛州 識箱書「銘 武蔵野」
91506936 二代 村瀬 治兵衛 「栗 菓子器」
主菓子は渋皮栗カステラ。栗づくしです。
干菓子器には「古染吹墨 玉兎」
干菓子は余情残心(京都大徳寺納豆菓)
今月も大変勉強になりました。
寒くなるまでの,心地よい季節を存分に楽しみましょう。
カタログに掲載された物、これからされる物、
色々ご紹介して参ります。