2017年05月30日のつぶやき

毎月恒例、月末のお茶稽古をレポートいたします。
昨今ずいぶん暑くなり、強い日差しに新緑が映えています。
それに負けじとお茶室も、素敵なお道具を沢山揃えました!

寄り付きからご紹介して参ります。

91405518 北鼎「かわせみ」

その視線の先には・・・?



本席:91605381 秦 慧玉「山静如太古」
山静かなること太古の如し
北宋の詩人、唐庚の長い漢文の一節です。
幽邃な山、太古の昔から変わらぬゆったりとした静かな時間が流れている。
緩やかな悠久の時の流れにあって、あくせくするばかりで何になろうか。
悟りの眼を以てすれば、日々慌ただしく動いている木や波、往来の車までもが
そのままに寂然不動である、と言う意味の禅語として知られています。
お茶の時には、そのような気持ちになってみたいものです。

91604215「油竹 竹籠」
生けたお花は、縞芦、蛍袋、姫桧扇、令法、山法師です。


脇床:91605919 飯島 雲岳 「月下小禽山水」
上の言葉の山中をイメージして、あわせてみました。


91605554 鈴木雅也「楓蒔絵ふき漆丸香合」


91605931坂 慶山(画)「笹竹 風炉先」



91606135 「仁清」押印「御所車萩絵風炉
鮮やかな緑と立派な御所車。なかなか見られない一品です。

「浜松文 尾垂 富士 釜」


九代 大樋 長左衛門「白楽 海老耳 水指」



91605608清水 卯一「平茶碗」

91605045「薩摩三島象嵌 茶碗」


91605759杉田祥平「色絵瀧の音画 茶碗」

91605159「絵唐津 平茶椀」


91503054 楽入窯「団扇 蓋置」


主菓子は若鮎です。寄り付きのカワセミが狙っていたのは、これでした。

91603449二代 村瀬 治兵衛「栗 干菓子器」

田中 建智「銀波 大棗」 
繊細で上品な波車です。

91606003 聖美 「流水文 茶杓
遊びつつも、綺麗なお茶杓です。
棗と共に、波で涼しげに揃えました。

今回も大変勉強になりました。

ご紹介した物の中にはカタログ掲載予定の商品もあります。どうぞお楽しみに!
商品のお問い合わせはお電話、メール、ファックスにてお待ちしております。
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